中部横断自動車道 佐久小諸JCT~佐久南IC開通と(仮称)佐久JCT
昨日、中部横断自動車道 佐久小諸JCT~佐久南ICが開通した。
※国土交通省とNEXCO東日本の連名開通告知チラシをスキャン 。クリックすると大きくなります。
さて、この「佐久小諸JCT」なる名称だが、建設中の仮称は「佐久JCT」だった。
高速自動車国道の路線を指定する政令 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32SE275.html においても、終点は「佐久市」とされている。
しかしながら、地図でよくみると、佐久市と小諸市の境界が入り組んだところに設置されている。
報道を見ると決まるまでに紆余曲折があったようだ。
http://www.47news.jp/CI/200908/CI-20090806-00125.html
2009年8月6日 |
http://www.47news.jp/CI/200909/CI-20090909-00208.html
2009年9月9日 中部横断道と上信越道JCT 名称「佐久小諸」要望へ 佐久市・小諸市境に建設中の、中部横断道と上信越道のジャンクション(JCT)について、両市は8日、「佐久小諸」の名称とするよう、東日本高速道路に要望することで合意した。これまで佐久市は「佐久」を、建設場所の98%を占める小諸市は「小諸佐久」を求めていたが、両者がこの案で折り合った。 佐久地方の11市町村長でつくる名称検討懇談会の座長を務める南佐久郡川上村の藤原忠彦村長が、佐久市の柳田清二、小諸市の芹沢勤両市長の間に入り調整した。藤原村長らによると、佐久市は「佐久小諸」を採用する場合、JCTと同様に両市にまたがる国道141号インター(仮称)の名称を「佐久北」とするよう主張。小諸市は同市内に設置される料金所の名称を「小諸御影」とするよう求め、双方の要望を取り入れた。 この日は3首長と長野国道事務所長、東日本高速道路佐久管理事務所長らが佐久市内で会合を開き、藤原村長が経過を報告した。終了後、柳田市長は「小諸市の立場もあり、できる譲歩はした。地域の融和を優先した」と説明。芹沢市長は「苦渋の選択だったが、佐久広域の融和と早期完成のため決断した」と話した。 「長引けば佐久広域のその他の問題にも影響する。方向性が出せてよかった」と藤原村長。JCT名は上信越道を管理する東日本高速道路が地元の意向を踏まえて素案をつくり、日本高速道路保有・債務返済機構が決定する。(長野県、信濃毎日新聞社) |
http://shinshu.fm/MHz/22.56/archives/0000295851.html
2009年09月11日 高速道路jジャンクション名「佐久小諸」で小諸市と佐久市が合意!! 長野県小諸市から静岡県静岡市を結ぶ「中部横断自動車道」 現在工事が進む小諸市から静岡市を結ぶ「中部横断自動車道」で8日、議論となっていた上信越道とのジャンクション(JCT)の名称が「佐久小諸」で小諸市と佐久市が合意に至った。事業を進める東日本高速道路(株)=NEXCO東日本=に要望する。 中部横断道は昭和62年に閣議決定、平成10年にJCTから佐久市桜井までの佐久南IC(仮称)間約8㎞の施行命令が出され、平成16年に国の新直轄方式に事業に切り替わったことでJCTから八千穂IC(仮称)は通行料が無料、佐久南までの完成は平成22年度末の予定。 小諸市内はJCTを含む御影地区の約0・9㎞と和田地区約0・6㎞。JCTはその用地の98%が小諸市御影であったが、当初から工事計画で佐久JCT(仮称)とされ、地元や市議会から小諸の名称を入れる要望が強く、小諸市側では佐久市と交渉を続けてきたが平行線が続いていた。佐久広域の11市町村で「中部横断道ジャンクション名称検討懇談会」が結成される中で今回の合意が実現した。 JCT近くに設置される料金所名は「小諸御影」、国道141号線にアクセスするため小諸市と佐久市境に設置するIC名は「佐久北」で合意した。 |
佐久北ICの位置も微妙ですね。こちらを「佐久小諸IC」とするよりは、起終点となるJCTの名称を小諸市は優先したということですかね。。。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000013729.pdf
中部横断自動車道のインターチェンジ及びジャンクション等名称について 国土交通省 関東地方整備局 長野国道事務所 |
佐久中佐都ICは市役所の最寄りになるのだから、佐久中央ICとかにはならなかったのか?むしろなぜここだけ東西南北ではなく、ローカルな地名がついたのか??
佐久南ICが唯一順当ですね。。。
小諸市の広報では、
◆JCT等の名称と今後
「用地のご協力をしていただいた方をはじめ、地域の皆さんのご協力により、JCTの名称に「小諸」の名前が入り、開通後、料金所は永遠に「小諸御影料金所」として地元の名称を残すことができました。」と報告している。
http://www.city.komoro.nagano.jp/www/contents/1296173154174/html/common/other/4d7eba2d029.pdf
全くの私見で根拠はないのだが、いわゆる「一村一品」とか「町おこし、村おこし」という流れのなかで、「我が地元の名前をインターチェンジやジャンクションにつけて情報発信だ!」という傾向が強くなったんじゃないかと?
上信越道では、佐久小諸JCTに限らず、碓氷軽井沢IC(群馬県にあるのに軽井沢?)、上田菅平IC(小諸と違って菅平とはかすってもいない)東部湯の丸ICとか、須坂長野東ICとか豊田飯山ICとか上越高田ICとかいわくありげな名称がならんでいる。
終点の上越JCTも「歴史を示す春日山JCTにしよう」という動きがあったような朧気な記憶が。。
2ちゃんねるによるとw さくらんほ小学校ネタで一世を風靡した東根市は、インターチェンジ名も「さくらんぼ東根IC」にしようとしたと書いてある。
http://kuromacyo.livedoor.biz/archives/1278921.html
また、中央道の相模湖ICは、相模湖町にあるのではなく、藤野町(現・相模原市)にあるのだが、藤野観光協会のサイトでは「相模湖藤野IC」という名称で案内している。
勝手に自分の町の名前をICにつけているのか?
http://info-fujino.com/
http://info-fujino.com/img/train01b.gif
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