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2014年1月18日 (土)

東急ターンパイク伊豆へ

伊豆縦貫自動車道(東駿河湾環状道路)三島塚原IC~函南塚本ICが平成 26 年 2 月 11 日に開通するが、もしかしたら東急ターンパイクが伊豆半島をもっと前に縦貫していたかもしれないというお話。

東急ターンパイクについては、
でも記事にしたが、いわゆる、渋谷~箱根の計画は下記のとおりであった。




ところが、箱根にとどまらず、更に進み、伊豆半島を南北に縦貫する計画があったという。

東急といえば、伊豆急行や東海自動車を配下において伊豆観光の開発を行ってきたが、当初は鉄道ではなく、自動車道による観光開発を検討していたという。





田園都市開発においても、当初は鉄道による開発よりも、ターンパイクを主においていたというのは知られていたが、伊豆半島においても同様だった。

※上記資料はいずれも「東京急行50年史」から引用。

(追記)

 

 東急の手を離れた後になるが、上記の地図を見ても、伊豆スカイラインの未成計画線?が、五島慶太の言うように「遠笠、天城、達磨山を経て駿河湾にのぞむ戸田」に至る破線が見て取れる。

なお、東京急行50年史の別の頁には
「渋谷を起点とし、藤沢、小田原、箱根を経て静岡以西へ延長する計画であり、将来自家用車の普及ならびにバス路線の開通によって、都心部と新都心間を結ぶ重要交通ルートとして、十分、その機能を果たすことが可能であると予測されていた。」
とある。

東急では、下記の記事のように、昭和22年の段階で東京-名古屋-大阪-神戸を結ぶ長距離バス(夜行も含む)の免許申請をしているようであるが、このあたりも連携しているのだろうか。

(昭和22年4月29日読売)


ところで、この東急ターンパイク社の社章は、何を意味しているんでしょうかね?インターチェンジと何かを掛け合わせているのだとは思いますが。。(その後、「ターンパイク」の「T」と「P」ではないかとのご示唆を頂戴しました。なるほど。)

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東京江之島間有料専用道路申請書が出て来た~東急ターンパイクの考察(その1)

東急五島慶太の自動車道計画の全貌~東急ターンパイクの考察(その2)

何故に東急ターンパイクの免許は認可されなかったのか~東急ターンパイクの考察(その3)

(参考)

箱根ターンパイクがNEXCO中日本に買収されて子会社になっていた

東急プラザは東急ターンパイクのバスターミナルになるはずだった

「トトロの住む家」が本社だった高速道路会社があった

第三京浜道路調査報告書を読む~玉川ICは、何故そこにあるのか?~

清水草一氏の「中途半端な目黒線と第三京浜、実は渋滞解消の特効薬? ヒントはパリに」に係る考察(2)

東急ターンパイクに係る東京都庁議書類

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コメント

ターンパイクのTPでは無いでしょうか

投稿: | 2014年3月20日 (木) 23時03分

コメントありがとうございます。やっぱり「tp」ですかねえ。。

投稿: 革洋同 | 2014年3月21日 (金) 09時47分

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