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2014年3月22日 (土)

福岡北九州都市高速道路の未成道と北九州道路

日地出版の「全国版道路地図ハイパワーA」1984年1月版を見ていると、福岡北九州都市高速道路の未成道路が掲載されていた。

北九州道路と都市高速未成道

現在終点となっている下到津から八幡駅付近までの破線の路線がそれである。

北九州都市モノレールも、現在は小倉駅から志井に向かう小倉線のみだが、計画としては黒崎から南に延びる黒崎線と小倉と黒崎を結ぶ東西線があったと記憶する。

一方、現在は都市高速4号線となっている北九州道路・北九州直方道路は、この当時は日本道路公団の一般有料道路だった。この区間の北九州都市高速への編入については、道路行政セミナー1991 年7 月号「北九州都市高速道路と「北九州道路等」との一体化について」に詳しい。
http://www.hido.or.jp/14gyousei_backnumber/1991_data/seminar9107.pdf

衆議院 予算委員会第八分科会 - 1号 1990(平成2)年4月26日では、下記の発言もある。

○東(順)分科員 次は、私はぜひ要望しておきたいことでございますけれども、北九州におきまして、北九州都市高速道路と北九州道路、この一元化というようなことが今地元では大きな話題に上っております。
 昭和六十三年三月末の九州縦貫自動車道の市内全線開通によりまして、北九州道路及び北九州直方道路が代替してきました国の基幹道路としての役割は、これでもって九州縦貫自動車道が受け持つことになりまして、北九州道路等は都市部の高速道路としての性格が強まってきております。このため、北九州都市高速道路と北九州道路等の一体的利用を望む声が今市民の間に強く、大きく起こってきているわけでございまして、都市内高速道路のネットワークとしての機能を高めるため、これらの道路の管理や料全体系の一元化が大変重要なこととなってきております。低料金で能率的に利用できる一元化が実現いたしますと、これまで乗り継ぎによりまして料金二重払いというようなことが現実にあってきたわけでございまして、この料金の二重負担や料金所通過の時間的なロス、朝なんか大変ラッシュで込み合うわけで、こういったことが解消されるだけではなくて、料金格差による交通量の偏りなども是正される、このように私は思います。
 北九州は、今懸命になって地域経済の活性化を目指して闘っている真っ最中でございまして、この北九州市のためにも、もちろん公社、公団という道路主体の違いはございますけれども、この実現に向かいましてひとつ全力を挙げてくださるよう私は要望しておきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。

下記にこの動きに係る官報の関連事項を掲載しておく。

1991(平成3)年3月15日の官報に下記の公告(北九州都市高速道路4号線の追加)が掲載されている。

北九州都市高速

また、1991(平成3)年3月15日の官報に下記の公告(日本道路公団の有料道路としての北九州道路及び北九州直方道路の営業の終了)が掲載されている。

北九州道路

1991(平成3)年3月30日の官報に下記の告示(一般国道の道路区域の減少)が掲載されている。

北九州道路 北九州直方道路 区域減少

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