バスタ新宿の成功に味を占めた国交省道路局がバスタプロジェクトを立ち上げて全国にバスタを作る構想がでてきた
これまでバスタ新宿については幾つかの記事を書いてきた。
ここで、国土交通省が「バスタプロジェクト」を立ち上げて全国にバスタを作る構想がでてきた
2016年9月27日に開催された社会資本整備審議会道路分科会第55回基本政策部会http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/road01_sg_000316.html における資料を見てみよう。
複数の交通機関の結節点「マルチモードバスタ」
高速道路のSAPAを活用した「ハイウェイバスタ」
道の駅等を活用した「地域の小さなバスタ」
を道路事業として推進していくのだという。
(上記資料はいずれもhttp://www.mlit.go.jp/common/001146884.pdfから引用)
上記でも紹介したブログ記事バスタ新宿は、やっぱり国道20号だった。を追認するかのように、バスタ新宿の立体道路区域についての紹介資料も掲載されている。
国土交通省道路局としては、立体道路制度を積極的に活用して交通結節点整備を進めていくようだ。http://www.mlit.go.jp/common/001146885.pdf
なお、「交通ジオメディアサミット 〜 IT×公共交通 2020年とその先の未来を考える〜」 でも指摘された「国土数値情報におけるバス停情報の古さ」については問題意識がもたれている模様である。
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※ 上記審議会資料に添付されている モーダルコネクトの強化「バスを中心とした道路施策(たたき台)」参考資料集
http://www.mlit.go.jp/common/001146881.pdf
は、バスを中心とした公共交通網について脳内妄想を垂れ流すのが大好きな方にはこたえられない資料が満載なのでマニアックな方は是非。
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コメント
全国各地の老朽化したバスターミナルのリプレイスと、
流動に合っていないバス網の再編成を、
国が後押しするということなのでしょうか。
投稿: | 2017年5月28日 (日) 18時34分