首都高初期のパンフ「首都高速道路公団のあらまし」
早大大学史資料センターに、首都高速の立ち上げのころのパンフがあったのでUPしてみる。背景等はさんざん前の記事でやったので、淡々とUPするだけ。これも西武の堤康次郎が保管していたもの。
表紙は、日本橋を渡るところだ。「景観が(略)」と言われがちなところであるが、首都高も意識していたのか、それとも逆に「日本橋を高架橋が乗り越えていくところこそ首都高の象徴となるシーン」と考えていた(世間もそれを受け入れていた)のかなとも思う。
今は、首都高の英訳は「Metropolitan Expressway」であるが、当初路線は都内(23区内)しかなかったからなのか「Tokyo Expressway」である。
左下の「HEIBON」は何だろうか。気になる。
旧標識好きな方にはお喜びいただけるのではないか。走行していてこれを瞬時に判別できるかどうかは微妙だが。
「首都高速道路の必要性」
「人口の増加」
橋が見えるのでどこかの川を締め切って工事をしているところだろうか?
「自動車の激増」
「ビルラッシュと住宅団地の発達」
「首都高速道路公団の誕生」
東京タワー周辺のフォトモンタージュ
「首都高速道路案内図」
「首都高速道路公団の事業内容」
「首都高速道路建設路線」
「首都高速道路の建設計画」
「首都高速道路はどんな道路か」
気になるのは「B」の「一般宅地の上を通る場合」
先に紹介した「東京都市高速道路の建設について」は積極的に高架下に住宅、店舗を導入するイメージだったのに、それについての言及が無くなっている。イラストは建築物が入りそうな感じではあるが。
「首都高速道路の資金計画」
「用地などの補償について」
「駐車場整備計画」
「一般道路と高速道路を走行した場合の比較効率」
「首都高速道路ができた場合の効果」
次は「伸びゆく首都高速道路」という、これよりも後年に発行されたと思われるパンフを紹介したい。http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-8798.html
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