首都高初期のパンフ「伸びゆく首都高速道路」
先の記事でUPした「首都高速道路公団のあらまし」よりも後に作られたパンフレットのようで、建設事業が進んでいることが伺えるものだ。
いわゆる「表4」の部分が柿色である。表紙が建設中の鉄骨を映していることを考えると、錆止めの柿色が当時の首都高を象徴するカラーだったということだろうか。
皇居前のオート3輪!
「首都高速道路の必要性」
「首都高速道路公団の誕生」
汐留付近は、首都高速道路公団設立前から、日本道路公団が建設に着手していたため、この頃では最も工事が進んでいるようだ。
都心の運河を掘割式の高速道路に施工中の様子が分かる。
「首都高速道路構造別平面図」
隅田川にクレーン船が多数取り付いて6号線の施工をしている様子。
「記念病院」とあるのは、同愛記念病院かな?
「首都高速道路公団のあらまし」にも出てきた東京タワー周辺のフォトモンタージュ
今話題の築地市場付近のフォトモンタージュ
「迂回は有楽町線。」の記述が気になる。8号線を有楽町線と呼んでいたのだろうか?
こちらは、渋谷駅付近で山手線を跨ぐ箇所のフォトモンタージュ
「立体交差」 完成時にはそのダイナミックなスケールと、そのメカニックな美しさのため東京の新名所となることでしょう。
「日本橋を跨ぐことで景観が(略)」というのは、やはり後付けの理屈で、当時はこれこそが「美しさ」だったのだ。
「首都高がないと、将来一般道だけでは渋滞してこんなに時間がかかっちゃいますよ」というグラフ
「用地などの補償について」 自転車で用地買収の交渉に行ってきまーす
「駐車場整備計画」
オリンピックまでに供用する路線のなかで2号線もあげられているが、地元の反対運動もあって間に合わなかった。
「首都高速道路案内図」
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