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2018年6月 3日 (日)

東武東上線に乗って「関越トンネルバス停」に行ってみた

 読者諸兄におかれましては、「関越トンネル」というと

関越トンネルバス停 (7)

こんなイメージをお持ちであろう。

 ところが、駅すぱあとで検索しているときに、「関越トンネルバス停」なるものを見つけた。

関越トンネルバス停 (6)

 ライフバス?

 で、行ってきましたよ。関越トンネルバス停に。

関越トンネルバス停 (2)

関越トンネルバス停 (1)

関越トンネルバス停 (3)

 東武東上線鶴巣駅から出ている。

 で、「関越トンネル」はどこなのか?

関越トンネルバス停 (4)

 どうやらあの向こうにあるアンダーパスが「関越トンネル」のようだ。

関越トンネルバス停 (5)

 近くまで寄ってみた。関越トンネルに。

関越トンネルバス停 (11)

 関越道の側道から「関越トンネル」を見たところ。ハイウェイラジオの標識があると高速道路っぽい。

関越トンネルバス停 (9)

 右が関越自動車道、真ん中が側道、奥に「関越トンネル」。「高側道」のたかなさんhttps://twitter.com/takana_sokudoにも喜んでいただけそうな絵ヅラだ。

関越トンネルバス停 (10)

 「日本道路公団」の杭と、側道と関越道。

関越トンネルバス停 (8)

 もっと南側によると、側道と高速道路の本線がほとんど同じレベルだ。

 なぜこのような構造になったかというと、日本の道路建設における経費削減の試み(盛り土を低くする)だったようだ。

 建設省道路局長、事務次官等を歴任した高橋国一郎氏が下記のように語っている。

高橋 ええ、確かにそれは建設費は安くなるのだけれども、低盛土というのは日本では難しいですね。実を言いますと、建設省の道路局の局議でもそれは決まりまして、建設省の直轄の道路でもやることにな ったのです。 この「低盛土方式」を実現するために、まず一番大事なのは農林省の協力が得られることです。当時の田圃は今では想像できない程、不規則な形の小さな区画から成り立っていました。それらの田圃をきちんと四角の区画に区画整理し、しかも横断する水路は例えば500mに一本にするとか、横断する道路にしましても、少なくとも1000mに一本通すとかするようにしたいと考えて、それを農林省に働きかけたのです。農林省もかなり積極的に協力してくれたのですが、結局うまく行きませんでした。その最大の理由は田圃の区画整理には余りにも時間がかかりすぎて、それを待って高速道路を建設することはとてもできなかったからです。

津田 東北道で実現しませんでしたか。

高橋 今は関越道になっていますけれども、東京~川越道路というのが一般有料道路で着工したのですね。それだけができたのです。

津田 あそこでですか。

高橋 あれは田圃が余りなかったせいがありますね。畑でしたから「低盛土方式」でできたのです。外国は大体畑みたいなものでしょう。

津田 そうですね。

高橋 横断する水路も、道路もほとんどないですから。だからできたのだろうと思いますけれどもね。あれは玉田茂芳君が所長だったと思 います、私の親友でして、彼が一生懸命.........。

津田 事務所はどこの所長ですか。

高橋 どこだろう、川越かな。

武部 川越の所長は玉田さんじゃなかった。

高橋 とにかく、玉田君のところでやったのですね。

武部 玉田さんはそのときに東京支社の部長をしていらした。

高橋 それじゃあ、事務所長ではなかったのですか。

武部 玉田さんはもう事務所長ではなかった。

高橋 そうですか。それでは、東京支社として協力してくれたのかな。 あそこだけ、とにかく一応やってくれたのですね。一つには、やはり田圃が余りなかったということだと思いますよ。それはあったら難しいですよ、やはり、時間がかかり過ぎる。建設省の直轄工事でも、当時の国道一課長の蓑輪健二郎という人が、やはり局議で決まったものだから、全国の直轄国道の工事にも「低盛土方式」の号令をかけてやったけれども、やはり途中でギブアップした。と言うのは、時間がかかり過ぎてとても道路をつくるのに間に合わない。区画整理事業の完成を待っていたら、五年、10年もかかる、本当に時間がかかるのだ。 そのかわり、側道もちゃんとつくってやると言ったのですがね、みんな。それで成功していませんので、これは残念ながら当時のやったこ との失敗の一つですね。

「土木史研究におけるオーラルヒストリー手法の活用とその意義:高速道路に焦点をあてて」https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14350279/

 そういう意味では、「日本の近代化土木遺産」に推薦したいような場所なわけだ。

 日本はコスト高だというけれども、フランスの高速道路なんかひたすら側道も盛り土も(ほとんど)なくてまっ平な平原をつっぱしっているだけだったからなあ。

フランスの高速道路

 (もちろん山岳部では橋やトンネルはありましたが)

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 関越トンネルバス停に行ってみたくなった方はこちらへどうぞ。

 徒歩圏に関越道の三芳PA(パサール三芳)もあって、裏から入れる入口もある。

関越道パサール三芳

 

※なお、ライフバスの写真は撮り忘れた模様。(乗るときに時間がなかった)

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