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2018年8月15日 (水)

地下鉄の色(ラインカラー)はどうやって決まったのか( #ねるねちけい 便乗)

 NHKの「ねるねちけいONLINE!」という番組で「東京の地下鉄のラインカラーがどうやって決まったのか」が話題として取り上げられたそうな。(番組は見ていません。)

 これについては、土木学会誌1988年6月号に三好迪男氏が「地下鉄のラインカラー」と題したそのものずばりの報文を執筆しているので紹介したい。

 

東京地下鉄のラインカラー(色) (2)

 

 この報文によると、「色彩的なバランスを考えた」ということであり、NHKの「ねるねちけいONLINE!」でいうような、「古い路線ははっきりした色」「新しい路線はぼんやりした色」という説明は違和感があるな。

 

東京地下鉄のラインカラー(色) (1)

 

 番組では、色の名前しか言及されなかったが(この表-1と同じ呼称でしたな。)、色を決めたときには、例えば銀座線を「オレンジライン」という路線のニックネームとしても使おうとしたということである。

 実は、この色を使ったニックネームというのはそれなりに便利で、先日渋谷駅で外国人旅行者に地下鉄の乗り換えを説明する際に、路線図を指さしながら「このパープルラインに乗って永田町ステーションでゴールドラインに乗り換えたらええねん」と説明すると、私の稚拙な英語でもバシッと通じたのである。

 

 なお、この色彩の決定には財団法人日本色彩研究所の児玉晃氏の協力によるものということだ。

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