相鉄新横浜線は、川崎を経て羽田空港に至り、国鉄京葉線に乗り入れるはずだった。
相模鉄道新横浜線が間もなく開通し、相鉄線とJR埼京線が相互乗り入れを開始するそうである。
ところで、私の手元にはこんな図面がある。
相変わらず、怪しい図面を漁るのが好きなのだが、どうやらかつては、相鉄新横浜線は、新横浜駅から川崎駅を経て羽田空港に至り、京葉線に乗り入れる計画があったようだ。
この図面が載っていた計画書はこれ。
「新横浜川崎羽田空港線調査中間報告書」で1983(昭和58)年3月に発行されている。
報告書をかいつまんでピックアップすると、路線の必要性は下記のとおり。
路線の概要は下記のとおり。
需要予測は下記のとおり。
右下の破線矢印でみると、羽田空港から京葉線への相互乗り入れも想定していたようだ。
この路線計画がどのような変遷を経て、新横浜から埼京線へ乗り入れるように変更されたのかは、この「中間報告」では読み取れない。まだ「最終報告」を探し出せていないし、国鉄改革で京葉線の羽田までの延伸が望み薄となってしまったことも影響があるかもしれない。
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ところで、新横浜から羽田空港を直結する未成線といえば、拙ブログでも以前取り上げたことがある。
「東京湾横断道路併用モノレール(未成線) 新横浜~アクアライン~かずさアカデミアパーク」である。
http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-cece.html
日本モノレール協会の会誌「モノレール」1983年3月号「東京湾横断道路と併用モノレール」渡部与四郎(筑波大学教授・東京湾横断道路併用モノレール検討委員会委員長)著76~77頁から引用
こちらもあわせてご覧いただければ幸いである。
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