アマルフィの13世紀の暗渠(暗渠のせせらぎが聞こえる動画あり)
東京人10月号特集「東京暗渠散歩」は9月3日発売です!地形特集などで何度か暗渠記事は掲載していたのですが、満を持しての特集です!どっぷり暗渠な方々から、最近魅力にはまった方々まで、それぞれの暗渠アプローチを楽しめます。扉左ページで初台川の暗橋(©︎髙山英男)を見ている2人はもしや。。 pic.twitter.com/QueLlkIgeq
— 月刊「東京人」 (@tokyo_jin_toshi) September 1, 2020
ということで、拙ブログも遅ればせながら暗渠支援である。
と書くと、「またこいつは東京人の記事の『検証』をやらかすのか」と危惧される方もいらっしゃるかもしれないが、今回は検証はしないw
アマルフィの暗渠ネタでも如何?
アマルフィといえば、織田様のハズレ映画としても有名であるが、ここに暗渠が!?
ナポリの南、約45キロの位置に、南イタリアが誇る魅力的な中世海洋都市アマルフィがある。ピザ、ジェノバ、ヴェネツィアといった北イタリアの名高い中世海洋都市よりもいち早く、地中海を舞台にオリエント、イスラーム世界との交易に活躍したこの都市は、共和制の下で10~11世紀にはすでに繫栄を極めた。(略)
いかにも地中海の港町らしく、太陽に溢れたアマルフィは、背後に険しい崖が迫る高密な迷宮都市を築き上げている。(略)
「興亡の世界史 イタリア海洋都市の精神」陣内秀信・著 講談社学術新書 159頁
これが海側から見たアマルフィの街である。
ここのどの辺に暗渠があるのだろうか?
川の上にできたメインストリート
(略)アマルフィの商業機能は、このフェッラーリ広場、そしてドゥオモ広場から続き、谷底の部分を南北に貫くメインストリートに集中している。
目抜き通りに入っていこう。このメインストリートの商業空間は、13世紀後半に、谷底に流れていた川を暗渠にすることで発展した。イスラーム都市のスークのように、道路沿いの一階に小さな店がぎっしり並び、活気がある。(略)
「興亡の世界史 イタリア海洋都市の精神」陣内秀信・著 講談社学術新書 213~214頁
ドゥオモ広場である。
如何にもな蓋があるではないか!
メインストリートを歩いてみると如何にもな蓋が続いている。
両サイドには観光客向けのお土産屋さんが並んでいる。そこを一人下を向いて暗渠サイン(by暗渠マニアックス)を探す私。。。
おお、泉っぽいモニュメント。これは暗渠サインに違いない。
緩やかなカーブ
こちらも下りながらの緩やかなカーブ。川の上に蓋をしたっぽいですね!
そしてこのマンホールの並び方!これぞ暗渠サイン!
動画です。結構な勢いで水が流れているのが聞こえますでしょうか?
多分、この橋の下に流れ出ているのでしょうな?
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<おまけ>
ドゥオモ広場の噴水 (この水も暗渠由来かしらん?)
ドゥオモ広場でおっちゃんが広げていた新聞にグレンダイザーの超合金の全面広告が!!
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