カテゴリー「旅行・地域」の13件の記事

2021年5月 3日 (月)

階段国道339号に公共交通機関(JR津軽線と路線バス)で行く方法

 前回は階段国道の謎にエビデンスなしで迫ってみたのだが、ついでの記事を。

 階段国道の現地レポは先人の方々がたくさん書いておられるので今更私が書くほどのことはないが、「公共交通機関でどうやって階段国道に行くのがよいか」について書いたものはあまりなかったようだ。

 「道路マニア」はやはり車で行くのかな。

 しかし「せっかくなら津軽線の乗りつぶしとセットで階段国道に行きたい」という方もいらっしゃるかもしれないので、私が行った記録でも何かのご参考になるようでしたらどうぞ。

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 私が階段国道に行ったルートは

(東北・北海道新幹線)

 ↓

JR奥津軽いまべつ駅

 ↓

(徒歩)

 ↓

JR津軽二股駅

 ↓

(JR津軽線)

 ↓

JR三厩駅

 ↓

(外ヶ浜町営バス)http://www.town.sotogahama.lg.jp/kurashi/koutsuu/minmaya.html

 ↓

龍飛崎灯台バス停

 ↓

(徒歩)

 ↓

階段国道

 ↓

(徒歩)

 ↓

龍飛漁港バス停

 ↓

(外ヶ浜町営バス)http://www.town.sotogahama.lg.jp/kurashi/koutsuu/minmaya.html

 ↓

JR三厩駅

といったルートである。

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 詳細をご案内したい。

 まずは、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅で乗り換えだ。

階段国道339号  (1)

 往復津軽線に乗るのもよいが、「秘境新幹線駅」扱いされている奥津軽いまべつ駅で降りる機会も他にないだろう。

 なお、新青森駅からはJR北海道の路線なので、JR東日本の乗り放題の切符等では、追加料金が必要になることにご留意されたい。窓口は一つしかないので、あらかじめ車内で精算しておくとよいだろう。

 

 徒歩数分で津軽線の津軽二股駅である。

階段国道339号  (2)

 道の駅の裏側になるので、ご注意を。なんか文房具を買いたくなるような名前のお店がありますね。

階段国道339号  (4)

 

 JR津軽線の終点駅である三厩駅を降りると、目の前に小さなバスが止まっているが、これがお目当ての階段国道まで行く外ヶ浜町営バスである。

階段国道339号 (32)

 なお、駅前にはバス停以外何もないので迷う心配は一切ない。何か食事をしたり買い物をする店もない。

 

 唯一あるのが、これから向かう龍飛岬付近の観光案内の看板なので、地理感をよく掴んでおこう。

階段国道339号  (10)

 バスの運賃はどこまで乗っても100円だ。料金箱に入れよう。お釣りはないように準備しておこう。 

階段国道339号  (5)  

 

階段国道339号 (2)

 途中、国道280号は、緑看板となる。きっと自動車専用道路なんだろうw

 

階段国道339号 (31)  

 途中、国道280号と国道339号の合流点で、二つのおにぎりが並ぶ看板と、国道280号が北海道まで結ぶ「海上国道」たる所以の「東日本フェリー」の錆びた看板がある。 

海上国道280号 (2)  

海上国道280号 (1)

「全国版 ハイパワーA 道路地図」日地出版 1984年・刊 

 ところで、北海道・福島~青森・三厩の東日本フェリーについてはよく語られるけれど、この地図に載っている、福島~竜飛~今別~平館~蟹田~青森の旅客船も気になりませんか。ネットではあまり情報がないようだし。 

海上国道280号 (3)

https://www.davidrumsey.com/luna/servlet/detail/RUMSEY~8~1~301923~90072794:14-Aomori-ken,-Japan

  脱線するが、1956(昭和31)年の地図だと、航路はもっとマメに集落に寄港している。それだけ道路が貧弱だったのだろうなあ。

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階段国道339号 (38)

 左が国道339号だ。

階段国道339号 (3)

階段国道339号 (40)

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 ところで、外ヶ浜町営バスの走行ルートには注意しないといけない。

階段国道339号 (4)

 三厩駅→龍飛崎灯台行きはこんな感じ

階段国道339号 (5)

 帰りの龍飛崎灯台→三厩駅行きはこんな感じ

階段国道339号 (6)  

 私は、こういう感じで訪れた。逆ルートで龍飛漁港バス停から龍飛崎灯台バス停まで歩いてもよいのだが、それだと階段国道が上り坂になるのでご留意を。 

階段国道339号 (39)  

 私の場合は、この23分間で特に問題はなかった。 

 乗りつぶし目的で青函トンネル記念館のケーブルカー(竜飛斜坑線)に乗りたい方は、その時間を考慮すればよいだろう。 

 なお、バスの時間は外ヶ浜町のウェブサイトで最新のものをご確認いただきたい。 

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階段国道339号 (7) 

 龍飛崎灯台バス停を降りるとこんな感じだ。 

階段国道339号  (6)

 なお、この一帯は青函トンネルの発進坑があった。

階段国道339号 (9) 

階段国道339号 (10) 

 降りるとすぐ目の前にでかい看板があるので、道に迷うことはない。 

階段国道339号 (7) 

 目の前に「津軽海峡冬景色歌謡碑」が鎮座する。 

  紅白歌合戦で隔年で聞くことができる、あの石川さゆりの歌だ。

 中央の赤いボタンを「ポチっとな」とすると、”爆音”で津軽海峡冬景色が流れる。 

 私が投稿したものではないが、こんな感じだ。 

 

 道を急ぐ方はわざわざ聞くものではないかもしれない。 

 ちなみに裏側はこうなっている。 

階段国道339号 (8) 

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階段国道339号 (11)

 左手に「階段村道」の看板がある。階段になっている村道なぞ幾らでもあるだろうが、ここは一応登ってみる。

階段国道339号  (7)

 灯台にたどり着いて津軽海峡を眺めることができるのだが、私のブログを見るような方に見落としていただきたくないのは、右側のコンクリートの柱?である。 

階段国道339号 (13) 

 日本鉄道建設公団と建設省国土地理院による「渡海水準点」である。 

 青函トンネル建設にあたって設置されたのだろう。 

  

 私は問題なく行けたが、体力に自信の無い方は、最小時間の乗り継ぎであれば階段国道一本に絞った方がよいかもしれない。 

 くれぐれも「津軽海峡冬景色を聞いていたら時間がなくなった」ということのないようにw

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 階段国道と言ってしまえば、そのとおりで、普通に階段である。 

階段国道339号  (8) 

 国道の標識がなければなんてことはない。 

階段国道339号 (15) 

 照明灯を見ると、「青森県」「339」と書いてあるなあ。 

階段国道339号 (4) 

 途中の「国道」部分と同じように管理しているから、やっぱり青森県が管理する国道339号なんだなあ。 

とか 

階段国道339号 (16) 

 森林管理局の杭かなな。山ってなんのことだ?」 

とかくらいしか見るものもない。 

階段国道339号  (9) 

 中腹に学校跡地がある。 

 立ち寄る前に、バスの時間を確認だ。 

階段国道339号 (17) 

 三厩村立竜飛中学校跡地 

階段国道339号 (18) 

 裏には校歌が刻まれている。青森の中学校なのに、最初に出てくる地名が北海道なのは、海峡の街らしい。 

階段国道339号  (11) 

 中学校跡地を過ぎると、目の前に津軽海峡が広がってくる。一番のフォトスポットだろう。 

階段国道339号 (8) 

 そして階段を降りていくと、龍飛漁港が見えてくる。道路沿いの小さい小屋のところに「龍飛漁港バス停」がある。 

階段国道339号  (12) 

 階段をほぼ降り切ったところに、もう一つのフォトスポットがある。 

 ぶっちゃけ、道路マニアや珍スポマニア以外にとっては、2箇所で写真撮るだけで、他の一般人にはなんてことないと思っちゃう(個人の感想です。)。 

 こう言っては身も蓋もないのだが「階段なのにわざわざ国道に指定した珍スポット」ではなくて「国道指定したときには、龍飛漁港以西はずーーーーっと長い区間が階段どころか山道すらない通行不能区間で、順次開通したら結果的に階段区間だけ残っただけ」だから。ここを国道に指定した頃は、全国に「国道なのに自動車が通れない」山道のままの国道なんて日本中にあったから。

 ただ誤解のないように申し上げると、私は道路マニアなので大変な達成感や充実感を味わいましたが(個人の感想です。)。

階段国道339号 (24) 

 この看板が見えたら、階段部分は終わり。普通の一般国道だ。 

階段国道339号 (37) 

 龍飛漁港側から階段国道に入ろうとする方にはちょっと入り口が分かりにくいかもしれないが、この辺を参考にしていただきたい。 

階段国道339号 (27) 

 ここが龍飛漁港バス停 

 時間があれば後ろの小屋を回り込んでから見回してみよう。 

階段国道339号 (26) 

 「日本一の風を受けるトイレ」だ。 

階段国道339号 (25) 

 このトイレも原子力関係の補助金でできているようだ。バスにはトイレがないため、記念に用を足していくのもよいかもしれない。 

階段国道339号 (28) 

階段国道339号 (29) 

 目の前に広がるのは龍飛漁港だ。 

 バスの時間次第だが、灯台、中学校、漁港の探索にどう時間を配分するかイメージしておいた方がよいかもしれない。 

階段国道339号  (13) 

 さあ、三厩駅行きのバスが戻ってきた。 

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 こんな感じで、JR津軽線と外ヶ浜町営バスを使った駆け足の階段国道巡りはおしまい。 

 太宰治好きな方等にはもっと見所があるので、駆け足で戻るのは本当はもったいないのだが、 

 「車は使えない(使いたくない)けど、階段国道は見ておきたい」 

 という方には、参考になれば幸甚である。 

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(参考) 

■階段国道339号にまつわる謎にチャレンジしてみた 

http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-47cb80.html 

東北新幹線の貨物新幹線案 (13)

 階段国道は関係ないけど、三厩駅付近に青函トンネル用の貨物ヤードを設置する構想があったことを紹介する

「東北新幹線への貨物新幹線(荷物電車)導入は、約50年前に国鉄で決定済だった」

http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-82da04.html

 もご関心があれば。

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 こんな動画も参考までにどうぞ 

 

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2019年7月 1日 (月)

【道路会社・国土交通省公式】高速道路地図リンク集【無料ダウンロード】

 ドライブ旅行をするにあたって、無料の公式高速道路地図をダウンロードしたいという需要は一定数あると思うのだが、道路会社毎にいろんな階層の奥深くにあって、なかなか見つけられないので、一念発起してそのリンク集を作ってみた。

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■NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)

 道路公団民営化以降、NEXCO東日本は一枚物の地図からハイウェイウォーカーの中の地図頁という体裁に変更したので、ウェブでも「ハイウェイウォーカー」の頁内に地図のリンクがある。

 https://www.driveplaza.com/sapa/hw/

 「北海道版」「東日本版」の項にそれぞれ「SA・PA エリアMAP」があるので、その下のエリアマップのリンクからPDFをダウンロードできる。

 ガソリンスタンドの地図は、https://www.driveplaza.com/sapa/shisetsu_service/gas_station/pdf/gas_station_map_enexco.pdf

 

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■NEXCO中日本(中日本高速道路株式会社)

 NEXCO3社の中で、真っ先に紙の地図の配布を止めてしまい、アプリのみとなってしまった。

 https://sapa.c-nexco.co.jp/guide/book

 

 PDFの地図の代替が欲しいのであれば、下記の英語版等を使うか、下の方にリンクしてある、国土交通省の管内図を使うことになるのかな。。。

 ガソリンスタンドの地図は、https://sapa.c-nexco.co.jp/Content/storage/pdf/gas.pdf

 また、外国語の高速道路地図もダウンロードできる。NEXCO公式にこだわるなら英語か中国語で代替するしかないかな。

 ・英語 https://globalsapa.c-nexco.co.jp/Content/Pdf/en/english.pdf

 ・簡体中文 https://globalsapa.c-nexco.co.jp/Content/Pdf/cn/simplifiedchinese.pdf

 ・繁體中文 https://globalsapa.c-nexco.co.jp/Content/Pdf/tw/traditionalchinese.pdf

 ・ハングル https://globalsapa.c-nexco.co.jp/Content/Pdf/kr/korean.pdf

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■NEXCO西日本(西日本高速道路株式会社)

 NEXCO東日本同様、PR誌の「遊・悠・WesT」のページの一番下まで頁をたどっていくと、PDFの高速道路地図へのリンクが出てくる。

 https://yuyu-west.com/

 従来からの一枚物の高速道路地図は、「高速道路ガイドマップ」の頁内に地図のリンクがある。

 https://www.w-nexco.co.jp/search/highway_guide/

 ガソリンスタンドの地図は、https://www.w-holdings.co.jp/gasoline/の頁内に地図のリンクがあり、PDFをダウンロードできる。

 また、外国語の高速道路地図もダウンロードできる。

 ・英語 https://global.w-nexco.co.jp/en/の「 Route Search」の項から

 ・簡体中文 https://global.w-nexco.co.jp/cn/の「 收费处及道路 」の項から

 ・繁體中文 https://global.w-nexco.co.jp/tw/の「 路線檢索 」の項から

 ・ハングル https://search.w-nexco.co.jp/kr/の「경로 검색 」の項から

 それぞれ関西、中国四国、九州のPDFをダウンロードできる。

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■国土交通省

 高速道路ナンバリング路線図

  https://www.mlit.go.jp/road/sign/numbering/map/index.html

 全国の高速自動車国道等のインターチェンジ、ジャンクションとナンバリングが一目で分かるのだが、いかんせん平成29年から更新されていないのが。。。

 

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■首都高速道路

 「首都高ナビマップ(路線概略図)」の項から、PDFをダウンロードできる。

 https://www.shutoko.jp/use/network/navimap/

 また、外国語の高速道路地図もダウンロードできる。

 ・英語 https://www.shutoko.co.jp/en/index/roadways/map/から、PDFをダウンロードできる。

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■阪神高速道路

 

 「路線・出入口案内図」の頁の「路線網図」の項から、PDFをダウンロードできる。

 https://www.hanshin-exp.co.jp/drivers/douro/route/index.html#rosen

 ・英語の地図は、https://www.hanshin-exp.co.jp/english/drive/toll-roadways/map.htmlで、見ることができる。

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■JAF

 

 以前は、PDFの高速道路案内図をダウンロードできたのだが、JAF会員限定で「高速道路案内図」を見ることができるという仕様になってしまった。

 https://area.jaf.or.jp/drive/highway_map

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■国土交通省の地方出先局

 各地方整備局の管内図が公開されている。

 ただし、道路だけではなく、ダムや河川等も事業範囲なので、ドライブに使おうとすると、それ以外の情報が山盛りすぎて使いづらいとは思う。「一般のドライバー向けドライブマップ」ではなく、道路以外も含めた国土交通省の事業をやっている場所の案内図なので文句は言わないように。あと、重い。

 NEXCO中日本管内については、NEXCOがPDF路線図を公開しなくなった代替として、出先の事務所の管内図も多めに紹介してある。

〇北海道開発局

 https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/kn/dou_kei/slo5pa000001fabt-att/slo5pa000001faf3.pdf

〇東北地方整備局

 https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000831416.pdf

〇関東地方整備局

 https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000831416.pdf

〇関東地方整備局相武国道事務所(圏央道一周分が一枚に入る首都圏のロードマップ)

 https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000882587.pdf

〇中部地方整備局

 https://www.cbr.mlit.go.jp/kikaku/aramashi/2024kannaizu.pdf

〇中部地方整備局静岡国道事務所(静岡県内が一枚に入る東名、新東名等が分かるロードマップ)

 https://www.cbr.mlit.go.jp/shizukoku/torikumi/sonota/pdf/kannai_202405.pdf

〇中部地方整備局名古屋国道事務所(愛知県内が一枚に入る東名、新東名、中央道等が分かるロードマップ。ただし2022年版)

 https://www.cbr.mlit.go.jp/meikoku/office/pamphlet/pdf/2022_02.pdf

〇中部地方整備局飯田国道事務所(中央道の長野県、岐阜県、愛知県内や三遠南信道が一枚に入るロードマップ。ただし2021年版)

 https://www.cbr.mlit.go.jp/iikoku/pamphlet/kannaizu.pdf

〇中部地方整備局東海環状自動車道(名古屋を中心とした東海環状道内が一枚に入る東名、新東名、名神、新名神、伊勢湾岸道、中央道、東海北陸道、東名阪道等が分かるロードマップ。)

 https://www.cbr.mlit.go.jp/gifu/jimusyo/pamphlet/05tokan_full_map-2.pdf

〇名阪国道管内図(ただし2021年版)

 https://www.kkr.mlit.go.jp/nara/jigyou/kairyou/bval4b0000001faz-att/meihan-panhu2021.pdf

〇北陸地方整備局

 https://www.hrr.mlit.go.jp/gaiyou/kannaizu.pdf 

〇近畿地方整備局

 https://www.kkr.mlit.go.jp/profile/gaiyou/r9733f0000048hyv-att/fig_01.pdf

〇近畿地方整備局大阪国道事務所(京都東ICから明石海峡大橋、関西空港、和歌山市等が一枚に入る関西の中心部が分かるロードマップ)

 https://www.kkr.mlit.go.jp/osaka/works/dl/daikoku_kannaizu.pdf

〇中国地方整備局

 https://www.cgr.mlit.go.jp/cginfo/pdf/2024_kannaizu.pdf

〇四国地方整備局

 https://www.skr.mlit.go.jp/kikaku/R6_jigyogaiyo.pdf

〇九州地方整備局

 https://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/s_top/gaiyo/r6/2024_kannaizu.pdf

 

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※ご参考 「ETC2.0データ」を活用した渋滞実績検索アプリの試行運用について

 https://www.its-tea.or.jp/news/?itemid=14&dispmid=561

 「高速道路の「起終点のインターチェンジ」と「検索する日時」を設定すると、その区間の走行状況及び所要時間の過去実績を確認いただける検索アプリを公開しました。」

 「試行運用期間:令和6年5月23日から令和7年1月31日まで」

 ※関東とその周辺だけのテストのようだが、一部平行する一般国道の渋滞実績データも検索できるので「渋滞する中央道と甲州街道(国道20号)どっちが早かったのか」が検証できるよ。

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■ Twitter等を見ていると、道路公団が分割民営化されて10年以上たった今日でも、「昔ながらの道路公団(道路施設協会)の地図がどうしてもいい」というドライバーさんが一定数いらっしゃるようだ。その是非はさておき、日本で初めて名神高速道路が開通したときに、日本で初めての高速道路地図を作製した日本道路公団担当者の報文と当時の名神高速道路地図が下記からダウンロードできるのでご参考まで。

 「名神高速道路地図」について 中野 達彦 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjca1963/1/2/1_2_39/_pdf/-char/ja

 「名神高速道路地図」https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjca1963/1/2/1_2_AP1/_pdf/-char/ja

 また、日本道路公団が創立35周年を記念して、堀淳一氏を迎えて高速道路地図をリニューアルした際の日本道路公団担当者の報文と当時の地図の一部が下記からダウンロードできる。

 「日本道路公団の新版高速道路地図」田村 幸久 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjca1963/31/1/31_1_41/_pdf/-char/ja

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjca1963/31/1/31_1_AP2/_pdf/-char/ja

 

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2018年6月 3日 (日)

東武東上線に乗って「関越トンネルバス停」に行ってみた

 読者諸兄におかれましては、「関越トンネル」というと

関越トンネルバス停 (7)

こんなイメージをお持ちであろう。

 ところが、駅すぱあとで検索しているときに、「関越トンネルバス停」なるものを見つけた。

関越トンネルバス停 (6)

 ライフバス?

 で、行ってきましたよ。関越トンネルバス停に。

関越トンネルバス停 (2)

関越トンネルバス停 (1)

関越トンネルバス停 (3)

 東武東上線鶴巣駅から出ている。

 で、「関越トンネル」はどこなのか?

関越トンネルバス停 (4)

 どうやらあの向こうにあるアンダーパスが「関越トンネル」のようだ。

関越トンネルバス停 (5)

 近くまで寄ってみた。関越トンネルに。

関越トンネルバス停 (11)

 関越道の側道から「関越トンネル」を見たところ。ハイウェイラジオの標識があると高速道路っぽい。

関越トンネルバス停 (9)

 右が関越自動車道、真ん中が側道、奥に「関越トンネル」。「高側道」のたかなさんhttps://twitter.com/takana_sokudoにも喜んでいただけそうな絵ヅラだ。

関越トンネルバス停 (10)

 「日本道路公団」の杭と、側道と関越道。

関越トンネルバス停 (8)

 もっと南側によると、側道と高速道路の本線がほとんど同じレベルだ。

 なぜこのような構造になったかというと、日本の道路建設における経費削減の試み(盛り土を低くする)だったようだ。

 建設省道路局長、事務次官等を歴任した高橋国一郎氏が下記のように語っている。

高橋 ええ、確かにそれは建設費は安くなるのだけれども、低盛土というのは日本では難しいですね。実を言いますと、建設省の道路局の局議でもそれは決まりまして、建設省の直轄の道路でもやることにな ったのです。 この「低盛土方式」を実現するために、まず一番大事なのは農林省の協力が得られることです。当時の田圃は今では想像できない程、不規則な形の小さな区画から成り立っていました。それらの田圃をきちんと四角の区画に区画整理し、しかも横断する水路は例えば500mに一本にするとか、横断する道路にしましても、少なくとも1000mに一本通すとかするようにしたいと考えて、それを農林省に働きかけたのです。農林省もかなり積極的に協力してくれたのですが、結局うまく行きませんでした。その最大の理由は田圃の区画整理には余りにも時間がかかりすぎて、それを待って高速道路を建設することはとてもできなかったからです。

津田 東北道で実現しませんでしたか。

高橋 今は関越道になっていますけれども、東京~川越道路というのが一般有料道路で着工したのですね。それだけができたのです。

津田 あそこでですか。

高橋 あれは田圃が余りなかったせいがありますね。畑でしたから「低盛土方式」でできたのです。外国は大体畑みたいなものでしょう。

津田 そうですね。

高橋 横断する水路も、道路もほとんどないですから。だからできたのだろうと思いますけれどもね。あれは玉田茂芳君が所長だったと思 います、私の親友でして、彼が一生懸命.........。

津田 事務所はどこの所長ですか。

高橋 どこだろう、川越かな。

武部 川越の所長は玉田さんじゃなかった。

高橋 とにかく、玉田君のところでやったのですね。

武部 玉田さんはそのときに東京支社の部長をしていらした。

高橋 それじゃあ、事務所長ではなかったのですか。

武部 玉田さんはもう事務所長ではなかった。

高橋 そうですか。それでは、東京支社として協力してくれたのかな。 あそこだけ、とにかく一応やってくれたのですね。一つには、やはり田圃が余りなかったということだと思いますよ。それはあったら難しいですよ、やはり、時間がかかり過ぎる。建設省の直轄工事でも、当時の国道一課長の蓑輪健二郎という人が、やはり局議で決まったものだから、全国の直轄国道の工事にも「低盛土方式」の号令をかけてやったけれども、やはり途中でギブアップした。と言うのは、時間がかかり過ぎてとても道路をつくるのに間に合わない。区画整理事業の完成を待っていたら、五年、10年もかかる、本当に時間がかかるのだ。 そのかわり、側道もちゃんとつくってやると言ったのですがね、みんな。それで成功していませんので、これは残念ながら当時のやったこ との失敗の一つですね。

「土木史研究におけるオーラルヒストリー手法の活用とその意義:高速道路に焦点をあてて」https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14350279/

 そういう意味では、「日本の近代化土木遺産」に推薦したいような場所なわけだ。

 日本はコスト高だというけれども、フランスの高速道路なんかひたすら側道も盛り土も(ほとんど)なくてまっ平な平原をつっぱしっているだけだったからなあ。

フランスの高速道路

 (もちろん山岳部では橋やトンネルはありましたが)

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 関越トンネルバス停に行ってみたくなった方はこちらへどうぞ。

 徒歩圏に関越道の三芳PA(パサール三芳)もあって、裏から入れる入口もある。

関越道パサール三芳

 

※なお、ライフバスの写真は撮り忘れた模様。(乗るときに時間がなかった)

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2016年1月22日 (金)

「午前2時羽田着の国内便 スカイマークが運航へ」 と聞いて

午前2時羽田着の国内便 スカイマークが運航へ

1月21日 21時00分

スカイマークは、北海道の新千歳空港を午前0時台に出発し羽田空港に午前2時に到着する定期便を、ことし7月から運航することになりました。現在、羽田空港では午前1時より後の深夜に到着する国内線の定期便はなく、外国人が夜まで地方で観光し羽田からの国際線で帰国する新たなルートになるか注目されます。

 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160121/k10010380781000.html

 昔、国内便で羽田を起点に札幌、大阪、福岡と夜行の飛行機が飛んでいた。

 その名も、ムーンライト、オーロラ、ポールスター

日本国内航空_ムーンライト_オーロラ_ポールスター

 JALに合併された東亜国内航空(TDA)の前身の日本国内航空だ。

 国内航空があれば東亜航空もあるわけで。

東亜航空

 こちらは<JALのムーンライト

JAL_ムーンライト

 なお、西鉄バスのムーンライトは運行開始して3日目くらいに乗ったなあ。

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2015年3月 8日 (日)

北海道で見かけた「顔出し看板(顔ハメ看板)」

長万部駅前にて「まんべくん」

まんべくん

夕張駅前にて「夕張夫妻」

夕張夫妻

札樽自動車道金山PAにて「まりもっこり」(上下線で色が違う)

まりもっこり@金山PA2

まりもっこり@金山PA1

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2013年8月25日 (日)

阿佐谷七夕祭り

2013年の杉並区パール商店街の阿佐谷七夕祭りの様子

2013阿佐ヶ谷七夕
ガールズ&パンツァー
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
モーレツ宇宙海賊
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
デスラー総統
2013阿佐ヶ谷七夕
波打際のむろみさん
2013阿佐ヶ谷七夕
いまばりゆるきゃら バリィさん
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
2013阿佐ヶ谷七夕
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2011年12月28日 (水)

たこフェリーに日本道路公団時代の名残を探して(まだ書きかけ)

休止していた「たこフェリー」がついに再開を断念とのニュースを読んで、今までためてきた明石フェリー(明岩フェリー)ネタを。。


明石フェリー「第二あさかぜ丸」道路供用開始公告

明石フェリー道路区域変更公告(道路公団フェリーから民間へ事業譲渡時)

明石市中崎二丁目はこちら

淡路町岩屋字片浜はこちら


フェリー乗り場の案内板が、そのまんま高速道路の電光板


フェリーの一般道への案内標識も高速フォント


フェリーの料金所の「料金所一旦停止」が高速フォントで、アイランドの舟型コンクリートも高速の料金所に類似


照明灯には「日本道路公団 明石フェリー」の銘板が。


これはお約束。ただ、兵庫県から引き継いだ時期と、記念碑の工事期間が合わない。兵庫県から引き継いだ時は船着場が一つだったものを、二つにして駐車場を広げる工事を日本道路公団になってから施工したものと思われ


ここから岩屋側の乗り場。フェリーの桟橋の「追突注意」が高速フォント。案内板も高速道路っぽい。


フェリー乗り場で見かけた「静かに坊や」。ぱんかれさん命名のところによると高速道路外にいるので「野良静かに坊や」とのこと


マンホールの蓋も日本道路公団マーク(JHマークの前の当初のもの)
水平線に消えていく道路とおひさまが「公」の時というデザイン


日本道路公団が発注したたこフェリー乗り場の照明灯


たこフェリーのピクトさん


岩屋港のある淡路町のマンホールは明石海峡大橋いり

まだ書きかけなのじゃ

書きかけを直すのを諦めて別稿に纏め直した。
http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-292d.html

その代りに、時刻表と当初県営で開通時の免許関係文書を貼っておく。


運審第四十八号
  昭和二十九年四月八日
   運輸審議会会長 木村 隆規 
 運輸大臣 石井光次郎殿
    答 申 書
兵庫県知事及び徳島県知事の阪神、四国連絡路事業による旅客定期航路事業の免許申請等について
昭二九第一五〇一号から
昭二九第一五〇四号まで
 昭和二十九年二月十二日付海定第三二号をもつて諮問された右の事案は、三月三日神戸市において公聴会を開催し、審議した結果、次のとおり答申する。
   主  文
一、四国連絡路事業による兵庫県知事の阪神明石、岩屋間旅客定期航路事業の免許申請及び徳島県知事の鳴門、福良間旅客定期航路事業の免許申請は、海上運送法第四条各号に掲げる基準に適合するものと認める。
二、阪神、四国連絡路事業による兵庫県知事申請の明石、岩屋間旅客定期航路事業及び徳島県知事申請の鳴門、福良間旅客定期航路事業の運賃及び料金の設定は、次のとおり認可することが適当である。
1 旅客自動車(旅客を載せているもの)
車両の長さ 運賃及び料金
明石、岩屋間 鳴門、福良間
 
七メートルまで 一、四〇〇 二、一〇〇
七メートルを超え九メートルまで 二、一〇〇 三、二〇〇
九メートルを超えるもの 二、七〇〇 四、二〇〇
 2 積載運航する諸車の運行に要する人員及び乗用自動車の乗客は、無賃とする。
   理 由
  免許申請について
 1 申請の概要
 この申請は、兵庫県知事及び徳島県知事が阪神、四国を結ぶ一級国道二十八号線の一部として自動車航送船を使用し、諸車に乗つてきた旅客及び貨物を軍両とともに輸送することを目的とする次のような旅客定期航路事業を経営しようとするものである。
(1) 明石、岩屋間航路(九・三キロメートル)
使用船舶 あさぎり丸(鋼船、二二八・一七総トン、五四〇馬力、航海速力九・五ノツト、自動車積載能力普通車一〇両、旅客定員三六八名(船室定員並びに積載する旅客自動車定員の八五パーセント及び積載自動車の運転手、助手を含む。) 
   運航回数 一日六往復
(2) 鳴門、福良間航路(一四・八キロメートル)
使用船舶 若潮丸(鋼船、二二九・四一総トン、五〇〇馬力、航海速力一〇・五ノツト、自動車積載能力普通車一〇両、旅客定員九〇名(船室定員、このほかに積載する旅客自動車定員の四五パーセントに相当する定員及び積載自動車の運転手、助手の定員あり。))
   運航回数 一日六往復
2 免許基準について
(1) この両申請は、国道二十八号線の一部として道路整備特別措置法の規定により有料道路とするための融資を受けて事業施設を新設し、自動車航送船を使用して、主として旅客及び貨物を積載した自動車を航送することを目的とし、一般の旅客の輪送は行わないこととなつている。従つて申請事業の運航開始により客貨は乗換え又は積換えの必要がなく、阪神、四国間の交通所要時間は短縮されることとなるので、利用者の利便は増進されるものと認められ、又併行又は競合関係となる既存の旅客定期航路事業には相当の影響を与えるが、時代の要請する新たな輸送施設であつて、旅客については一般旅客の輸送は行わず、直接の輸送目的も異なり、かつ、新しい輸送需要の増加もあるので、申請事業が免許されることにより全供給輸送力が全輸送需要に対し著しく供給過剰となるとは認められない。なお又申請事業においては貨物自動車の輸送も多い見込であるので、その使用船舶の旅客定員は、平均輸送需要量に対し著しく均衡を失するものとは認められない。
(2) 両申請事業の使用船舶は、当該航路の潮流の早さなどを勘案して自動車航送用に設計し、新造されたものであり、その他着岸施設などの輸送施設についても右の目的に適合するよう新設されたものであるから、大体において適当なものと認められる。
(3) 申請の両事業は、差し当り各一隻の使用船舶をもつて一日六往復の運航を行うこととなつているが、昭和二十九年度中に明石、岩屋間航路においては、さらに同型の船舶を一隻新造して使用するとともに、両航路の共通の予備船一隻を新造して、両航路とも運航回数を増加して深夜の運航も行うこととなつている。
 両申請事業の経理は、おのおの両県において特別会計制度により処理されることとなつており、その運航開始の当初は、収支採算は困難と思われるが、運航回数の増加と淡路島内の道路が整備されることによる利用価値の向上に伴い、利用者も増加し、収支の均衡もとれ得るようになるものと認められ、又若し欠損を生じた場合は、両県の一般会計から補てんすることとなつているから、その経理的基礎は、確実性を有するものと認められる。
(4) 両申請事業は、道路整備特別措置法の規定による有料道路ともなつているので、申請者は、地方公共団体として経営を行うものであり、利用者に対する補償責任については、直接自ら負担することとなつているので、一応責任の範囲は明確であると認められる。
二、運賃及び料金について
 諸車航送の運賃料金は、車の種類及びその大きさにより各別に設定されており、車両とその乗客及びその車両運行に要する人員とを一体としたものとなつている。申請事業は、有料道路ともなつているのでその運賃及び料金は、利用者が通常受ける利益の限度を超えないものであり、又その収入をもつて借入金の元利を償還し、かつ、所要経費をまかない得る最低の額とする必要がある。
 その旅客運賃算定の方法を検討するに、先ず旅客及び貨物の輸送見込量については、両申請者による阪神、四国連絡路事業計画樹立のため調査作成された昭和二十四年度経済調査から算出した申請各事業の勢力圏内の旅客及び貨物の輪送数量を、その後の昭和二十五年度及び昭和二十六年度の輸送数量の増加率により修正して昭和二十九年度の輸送数量を推定している。右を往復の輸送数量のうち少いものの二倍と査定し、さらに、明石海峡又は鳴門海峡だけを渡航するものと思われるもの(右の二〇パーセントと推定)を除外し、その四〇パーセントが申請事業を利用するものと見込んでいる。
 次に右の輸送見込数量を積載して運行する自動車数については、旅客は阪神方面における乗合自動車一両平均乗客数三〇人、貨物は貨物自動車一両平均積荷量三・五トンにより基準となる大きさの旅客自動車及び貨物自動車の数を算出し、右を申請事業の年間輸送見込量としており、基準となる車両の長さ及び一両平均乗客数などについては、やや適切ではないが、大体において適当ではないかと認められる。
 所要経費については、施設費の借入金の元利償還の期間である十五箇年間の経費を考慮して、第一期計画の完了したときの運航計画により年間の経費を算出しており、その各項目について、いずれもおおむね適当と認められる。
 さらに基準の大きさの旅客及び貨物自動車一両当りの運賃料金については、右の車両が積載甲板上に占める面積の割合及び既存の旅客定期航路事業の運賃などを考慮して、年間輸送見込量による総収入が年間所要経費をまかない得るよう算定し、各種車両については、右の基準車両との大きさの比を考慮して算定したものである。右により旅客自動車については、主文のような大きさ別の運賃を設定しようとするものであつて、前記のとおり基準車両の大きさ及び平均乗客数などについては、やや適切でなく又貸切旅客自動車と一般乗合旅客自動車その他との場合は、平均一両当りの乗客数にかなりの差があるので、両者の運賃は各別に定めることが適当と認められるが、この申請は、早急に実施を要する実情にあり、準備などの都合もあつて、差し当り申請どおりとすることは、やむを得ないものと認められる。
 しかしながら、さらに前記の点を検討し、なるべく早い機会に適切な運賃に改めることが望ましい。
 なお、各種車両の運行に要する人員及び乗用自動車の乗客の運賃は、無賃となつているが、右は車両の運賃料金のうちに含まれているものであつて、輪送原価から考えてもその占める割合は少く又申請事業においては車両の輸送に重点があるので、運賃収得上の技術的考慮からして、一応無賃と表示することは、やむを得ないものと認められる。

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2011年12月25日 (日)

NEXCO東日本×じゃらん×TOBU SA・PA旅グルメフェア

2001年12月15日から20日の期間、東武百貨店池袋店で開催された 『NEXCO東日本×じゃらん×TOBU SA・PA旅グルメフェア』に行ってきた。

http://www.driveplaza.com/info/tripgourmet/



「←東武」の高速緑看板風案内


紙コップも高速道路のもの


昼食に佐野SAの佐野ラーメンfrom 東北道佐野サービスエリア


関越道寄居PAの星の王子さまPA 象がうわばみに飲まれた絵は、実はパーキングエリアを上空から見た絵のことだったとアピールしている。


関越道三芳PA店舗 で共食いキャラ発見


関越道三芳PA店舗 で共食いキャラ発見。食べられた豚が昇天?


関越道三芳PA店舗 看板も 高速道路風の緑看板


買った晩ご飯 田子のにんにくカレー


じゃらんも共催なので、にゃらんグ ッズが。

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2011年12月24日 (土)

隅田川 水上バス夜景 お台場→両国

水上バスでお台場から両国へ向かう夜景を撮影しました。




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2011年11月28日 (月)

柳橋料亭街の趣を伝える(旧)「いな垣」さんが解体される模様→解体が始まった

浅草橋は柳橋料亭街といえば、古くは料亭街として賑わった街ですが、今やマンションや倉庫が立ち並ぶようになっています。
古を伝える、料亭だった「いな垣」さんの建物が解体されるようです。



<追記>

12月中旬には解体工事が開始されました。



解体後の更地の様子




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